今までバーリには何度も行っているのに、そういえばあまりブログに書いたことがありません。
バーリはアドリア海に面したプーリア州の州都で、南イタリアで最も大きな商工業都市です。南イタリアへの旅行に、バーリ空港へ到着される方も多いのではないでしょうか。
マテーラからバーリまでは、フェッロヴィーエ・アップーロ・ルカーネ(FAL)という私鉄で約1時間45分です。 時刻表はこちら。
列車の本数があまり多くないので注意しないといけませんが、マテーラから日帰りでも充分楽しめます。
FALでバーリに到着し(ホームは2階)、外に出ると右の方にイタリア国鉄のバーリ中央駅が見えます。左側は新市街です。
初めてバーリに行ったのは、確か2001年の暮れだったと思います。日本を発つ前、参考に読んだ本には、バーリは怖いからパスポートなどを持って歩かない方がいいとか、旧市街には行かない方がいいと書かれていたので、ものすごくビビって歩きました。が、地図を逆さに読んでしまい、どんどん旧市街に近づいて行っていたことに気がつかず……^^;;
時間がなくなったので、結局旧市街と新市街を隔てる道までしか行けなかったのですが、朝の散歩中の地元の人と片言のイタリア語で話しをしながら少し一緒に散歩をしたり、全く怖い目には合わず、反対にのんびりとした楽しいひと時を過ごしました。
その時に撮った写真 ↓ 当時はフィルムのカメラでした^^
新市街は大きなお店が並んでいて、買い物には不自由しません。
海岸通りの散歩も気持ちがいいです。海の向こうはドゥブロブニクです。見えませんが…。
旧市街
新市街を抜けると旧市街があります。バーリの見所は旧市街に集まっていると思います。大聖堂とサン・ニコラ教会、それにお城です。
サン・ニコラ教会はサンタクロースの起源とされるサン・ニコラを祀っています。大聖堂はバーリが十字軍遠征の中心都市であった、11〜12世紀に建てられました。12世紀に建てられたサン・ニコラ教会とともにプーリアロマネスク様式で、マテーラの大聖堂やアルタムーラの大聖堂とも似た感じがします。
城は11世紀のノルマンの時代に造られ、フェデリコ2世の時に再建されました。このようなお城もプーリア、バジリカータで時々見ます。
私はバーリには、マテーラに1週間以上滞在するとき、途中で息抜きに(?)行くことが多いです。
朝マテーラを出て、夕方遅くに戻るというのがパターンなのですが、なぜかお昼を食いっぱぐれてしまうことが多いです。駅の近くには、ファストフードの店がいくつもあるのですが、イタリアに来てるんだから、地元の美味しいものを食べたいなぁ……なんて考えているうちに店が見つからず、帰りの列車の時間が来てしまうんです。
海岸の方に行くと、きれいなレストランなんかがあるのですが、お値段もそれなりで、そんな贅沢はそうそうできません。
ある時、お昼にはまだ少し早い時間に、旧市街の入り口辺りに、観光客が覗いていたオステリアがあったので入ってみました。
そこで、生まれて初めて、バーリ名物のriso, patate e cozze(上の写真のメニューにはriso cozze e patateとあります)に遭遇しました。
risoは米、patateはじゃがいも、cozzeはムール貝という意味です。その3種類の材料に玉ねぎ、トマト、イタリアンパセリ、チーズなどを加えてオーブンで焼いた料理です。
それがとてもおいしくて、日本に帰ってからも時々家で作っています。
オレッキエッテというと、プーリアを代表するパスタだと思いますが、旧市街を歩いていると、自家製のオレッキエッテなどのショートパスタを、外で乾燥させている様子を目にすることもあります。
お時間があれば、バーリの散歩を楽しんでみてください^^/
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