オイルを搾る方法には、オリーブの実の粉砕から油の分離まで連続で行う、現代的遠心分離機による連続法と、昔ながらの製法でオリーブオイルを搾油する伝統的圧搾法の2種類の方法があります。 ここでは、現代的な遠心分離機の連続法による、オリーブオイルの搾油の流れをご紹介します。 現在、大部分の搾油所では、この遠心分離機による連続法で搾油が行なわれています。
遠心分離機の連続法によるオリーブオイル作りの流れ
オリーブの実は枝から離れるとすぐに酸化がはじまりますが、オイルにするとあまり酸化は進まなくなるので、収穫後48時間以内に搾油することが望ましいとされています。理想的には24時間以内です。 ※収穫の様子については、こちらのページをご覧ください♪
ろ過とデカンテーションについて
搾りたてのオリーブオイルは、オリーブの細かい果肉が含まれているので濁っています。 オリオノヴェッロ(新オイル。ワインのボージョレー・ヌーヴォーみたいなものです)は濁ったまま出荷されることが多いと思いますが、通常はろ過もしくはデカンテーションをしてオリーブの果肉等を取り除きます。
ろ過の方法とは?
ろ過には、大きな機械で圧力をかけて行う方法と、ドリップコーヒーのように自然にフィルターを通ってろ過される方法とがあります。
デカンテーションの方法とは?
デカンテーションは1ヶ月ほど静かにオイルを置いておいて、濁りを沈ませる方法です
オリーブの搾油所の映像〜
【映像1】 グラモラトゥーラ
上記表の3の、破砕機で破砕されたオリーブをこねてペースト状にしているところです
遠心分離機の連続法による搾油の様々な写真集
現代的な遠心分離機の連続法による搾油の様々な画像をご用意いたしました。※クリックすると大きな画像が見れます。