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オリーブオイル生産農家 マイアーティカ農園のご紹介

マイアーティカオリーブの実を指でつぶすと、マイアーティカ特有の香りが広がります

マイアーティカ農園は、イタリア バジリカータ州 マテーラ県にあるフェッランディーナという場所にあります。 マテーラ地方では古くからオリーブの栽培がされています。

マイアーティカ農園の稀少な種のオリーブオイル

マイアーティカ農園の由来は、この農園で栽培しているマイアーティカという種類のオリーブの名前からきています。

マイアーティカ・オリーブの実

マイアーティカというのは、生育できる土地が限られるオリーブで、バジリカータ州マテーラ県の一部の地域でしか育たない稀少な種のオリーブです。香りの良いオリーブで、オイルとしてだけでなく、テーブルオリーブとしても食されます。

フェッランディーナの特産品の一つとして、このマイアーティカ・オリーブで作られる干しオリーブ(olive al forno)が有名です。

これはスローフード協会のプレシディオ(※1)に認定されている食品です。 (※1)

スローフード協会によるプロジェクトのひとつに「味の箱舟(アルカ)」計画というものがありそれは絶滅の危機にある優良な食品を記録して忘れられた味覚を再発見し、カタログにすることを目的にしています。味の箱舟に認定された品目の中でも特に緊急な支援を必要とするものを「プレシディオ」と認定し各種プロモーションを通じて生産・販売の支援を行っています。 現在イタリアで「プレシディオ」に認定されている食品の数は200を超えています。

南イタリア バジリカータ州 マテーラのオリーブオイルについて

マテーラのオリーブオイル

マテーラではギリシャ時代よりオリーブの栽培が行われています。

マテーラの丘陵地帯の風土にはオリーブの栽培が適しておりそこでは良質のオリーブオイルが生産されますが、生産量はイタリア全体の1%にも満たず、多くは地元で消費されバジリカータ州外で販売されることはあまりありません。

マテーラのオイルは個性的ですばらしい風味を持っています。収穫の効率が特に並外れて良いわけではありませんがマテーラの土地の鉱物の組成分がオリーブの栽培に適し色々な種類の中から、オイルの品質が最高であるということが保証されているオリーブが選ばれているからです。

搾油所もマテーラでは大部分において最新の設備を備えており、今でも、そこからはマテーラの風味豊かな多くの最高品質のオリーブオイルが作られています。

マイアーティカ農園にお邪魔しました!オリーブの収穫と歴史

ポニー

門を入ると、まず、ポニーが出迎えてくれます。 近所の人が、お孫さんのために何頭かポニーを飼っているのですが、お宅には小屋しかなく、充分な運動を させてやれないので、朝この農園に連れて来て夕方連れて帰るそうです。

オリーブの収穫方法

畑は斜面にあって、樹齢が数百年の大木も多く収穫は骨の折れる仕事です。

先の班が網を木の回りに広げ、次の班は1人が機械を動かしてオリーブを網の上に落とし他の3人がオリーブがこぼれないよう網の位置を動かしたり端を持ち上げて支えたりし、最後の班が網をまとめながらオリーブを集めていました。

オリーブの実は、そのままでは苦くて食べることはできませんが、実を潰すとオリーブの果汁が溢れ出し、その香りを嗅ぐことはできます。

オリーブの収穫風景

オリーブの収穫作業:大きな機械で幹を挟んで小刻みに木を揺らし、木の根元に広げた網の上に実を落とします。 実が斜面を転がって行かないように、数人で網を持ち上げたり、オリーブの実を傷めないように慎重に収穫が行われます。取れたてのマイアーティカの実は、マイアーティカ種特有のとてもいい香りがしました。

オリーブの収穫作業

オリーブの収穫作業

マイアーティカの実

マイアーティカ農園の歴史

昔の農場

農園の起源は古く、1700年代初頭にこの土地の古い貴族が田園に住まいを建て、そこでオリーブ栽培事業を始めたことにさかのぼります。その領地には、12もの泉が湧き、作物に水を供給していました。かつてオリーブオイルの搾油所もありました。

その後、1900年代になってから別の土地を加え現在は広さが約150ヘクタールの農園でほとんどがオリーブ畑です。

オリーブの種類は、約80%がマイアーティカ種で、約20%がその他の種(コラティーナ、フラントイオ、レッチーノ等々)です。

現在のマイアーティカ農園は、歴史のあるいくつかの農園から構成されているので敷地内には複数の建物があります。 1700年代の伝統や文化を伝える田舎の建築物がそのまま保存されています。 ジェムス農園というのがその1つで、創設者であるプーリア州のアルタムーラ出身のデ・ジェンミス家から名前をとっています。

所有者の住居の他に、作業をする場所も備えていて、そこでは、その一家がその時代にその地方で栄えた主な産業を営むことができました。

粉を挽くための水車小屋(最初は、地下の至る所に広がった網のような水の流れが水を送っていました)、オリーブオイルの搾油所、穀類や野菜の栽培、織物の生産、そして牧畜。

地域の土地が粘土質のため、大量の粘土は、当時盛んだったレンガ工場に供給できました。

今日、まだ興味深い歴史的な資料がいくつも残されていました。 その中でもオリーブの搾油に使われていた、17世紀の大きな石臼は歴史的に非常に価値の高いものです。

17世紀に使われていたオリーブオイルを搾るための石臼

それら過去の遺産が、1800年代に田舎の裕福な中産階級が完成させた、その時代の自給自足の田舎の居住形態を想像させます。

少し北には、カジーノ・ラーゴという、オリーブの栽培に関係する農業活動に使われていた建物があります。これもまた田舎の建築の興味深い一例、建物は良く保存されていて、現在、建物の建築的な特徴とその時代の田舎の文化を見ることができました。

今後、これらを博物館のようにして一般にも公開できるよう、農園とフェッランディーナ市共同で計画を進めています。

農園主のマヌエルさんからのメッセージ

農園主のマヌエルさんと管理者ドメニコさん
左:管理者ドメニコさん右:農園主マヌエルさん

農園の歴史や、そこから農園の名前をとったマイアーティカ種への敬意からいつも、最高品質のオリーブを栽培するよう努力をしています。すべての生産工程は有機認証機関(Bioagricert)によって課された厳しい指示に基づいて、常に改良しながら行っています。 2001年より有機農法でオリーブを育て始めました。

初めてEU有機認証を受けたのは2004年です。

オリーブは機械で収穫され、細心の注意を払って選別します。 搾油所では丁寧な丹精をこめた仕事が、毎年特に優れたオイルを確実に作り出します。

マイアーティカ種 のオリーブの並外れた質の高さすべての工程に携わる人々の豊かな経験、結果としてオイルが高品質だということを保証すること。 それらは継続してまじめに努力することから得ることができます。 容易なことではありませんが私たちは誇りを持って日々それらに取り組んでいます。 私たちは手仕事による健康で小さい規模の農業い高品質のオリーブオイル作りを行っています。

マイアーティカ農園のいろいろな写真集

マテーラ地方では古くからオリーブの栽培を行うマイアーティカ農園の様々な風景や歴史的、建造物などの 写真集をUPしました!※クリックすると大きな画像が見れます。

熟度がまちまちなオリーブ
17世紀のオリーブの石臼
マイアーティカ農園の昔の農場
オリーブ
フェッランディーナのカテドラーレ
オリーブ収穫
マイアーティカ農園のオリーブ畑
フェッランディーナの旧市街にある建物
17世紀の圧搾機の跡

今後、農園の様々な画像をUPする予定です!

エキストラバージン・オリーブオイル「トリフォーリ」EU有機認証

エキストラバージンオリーブオイル トリフォーリ

味はとてもデリケートです。わずかにフルーティーさがあり甘みと、軽い苦味と辛みや青臭さなどの絶妙な風味を持った、さらっとしたEU有機認証を受けたエキストラバージンオリーブオイル「トリフォーリ」のご紹介です。

【商品名称】 エキストラバージン・オリーブオイル 「トリフォーリ」(旧マイアーティカブレンド)
【名  称】 食用オリーブ油
【原材料名】エキストラバージン・オリーブオイル
【内 容 量】 250ml 500ml
【賞味期限】 2015年6月30日
【保存方法】 冷暗所にて保存して下さい
【原産国名】 イタリア
【生産者名】 マイアーティカ農園 (シングルエステート)

【生  産  地】 イタリア バジリカータ州 マテーラ県 フェッランディーナ
【生産方法】 機械もしくは手摘みにより収穫。収穫後24時間以内に連続式遠心分離機により搾油
【保存方法】 18℃以下の場所でステンレスの樽に保存
【オリーブの種類】 マイアーティカ50%、コラティーナ、チーマ・ディ・メルフィ、フラントイオ、その他
【酸度】

搾油所 ラチェルトーザって??