スペインのオリーブ。オイル用。ピクアルの派生種。
ピクアルはスペインのオリーブの50%を占める。世界で最も重要な品種で、世界中で栽培されている全てのオリーブの約20%を占める。
スペインのアンダルシア地方に最も多い。
樹勢は中位、樹形は拡張性。葉は密集してよく繁る。
花期は短い、花の数は少ない。
葉は丸みのある槍形、長さ幅ともに平均。
実は、重さは平均、形は楕円形、左右非対称、小さな皮目が多い。
特徴:
色々な気候や土質にも適応する強い品種。特に寒さや塩分、また土壌に含まれる過度な水分に耐えられると考えられている。しかし、乾燥と石灰質の土壌は苦手。
挿し木で簡単に殖やせる。非常に強い剪定をしても芽を出す高い能力がある。
実は早くなる。花が咲く時期は平均的。自家和合性とみなされている。熟すのは早い。実が枝から離れやすい性質があるので、機械での収穫がたやすい。
かさ病、黒星病、クジャクの目病には弱い。オリーブミバエも苦手。
収量が高く安定して、含油率も高く栽培が用意。オイルの品質は中ぐらいだが、安定性は高く酸化しにくい。
風味はしっかりとしていて、フルーティで苦味が強く、はっきりとしたスパイシーな香りがある。特有の香りの中でも際立つのが、イチジク、トマト、切ったばかりの材木の香りで、それらがこのオイルに重要な個性を付け加えている。
わが家のオリーブの中で一番古株のネバディロブランコは、年によって多い、少ないというのはなく、毎年変わらず実をつけます。
チプレッシーノのように、芋虫に食べられることもなく、いつもとても元気そうです。
何年か前、オリーブオイルの講習会で、スペインのオリーブの収穫の様子のビデオを見たことがあります。それは、規則正しく並んだオリーブの木の間をトラクターのような車が通って行き、オリーブを枝ごと切って収穫するという、乱暴なものでした。それを見たとき、そんなことをしたら木がダメになってしまわないのか?ダメになった木を切り倒して、また新たに植えて、実をつけるまで何年も待つのか???などと心配してしまいましたが、この木はそんなことではダメにならない、強い木のようですね。だからこそそういう収穫方法がとれるのかと思った次第です。
2018年 ルカニアで直輸入しているオリーブオイルです | |||||
ドン・ジョヴァンニ |
ドン・ジョヴァンニ |
ラーミア 500ML |
ドン・ジョヴァンニ |
ヴィリデ 750ML |
ラチェルトーザ 750ML |