マテーラで1番大きな薪の窯があるパン屋さん(Pane e Pace)で、マテーラのパンを作っている様子を見学させてもらいました。
大体午前1時過ぎ、4時半、8時と3回マテーラのパンを焼きます。
マテーラのパンを焼く過程の空き時間に、別のパンを焼きます。今日は、別のパンを焼いている様子です。
前回の記事(マテーラのパンができるまで − 2)の続きです。
0時40分。近所は全て寝静まっているようです。灯がついているのはここだけです。
家の正面の真ん中にドアがあり、その上に窓が一つあるというのは、サッシの住宅と同じデザインです。
窯のある工房はとても広く天井も高く、仕事がしやすそうです。
この丸い天井もサッシの住宅と同じです。
マテーラのパンの焼き上がりを待っている間に別のパンも作ります。
これは少量の生地をこねるための機械です。
マテーラのパンだけ特別でデュラム小麦を使いますが、他は強力粉です。
小さく分けた生地をこの機械に通すと、伸ばされてくるっと丸められて出て来ます。
くるっと丸められた生地を伸ばしてドーナツのようなフリセッラにします。
フリセッラは乾パンで、6ヶ月は保存できます。このままガリガリ食べてもおいしいですが、本来の食べ方は、軽く水で濡らして柔らかくし、オリーブオイル、トマト、オレガノで調味します。ナポリでもよく食べられています。
カラブリアやプーリアのレッチェなどに有名な全粒粉のフリセッラがあるそうです。
マテーラはカンチェッラ(複数はカンチェッレ)が名物です(写真はこちら)。
ブリオッシュ作成中。生地を三つ編みのように編んで行きますが、その仕事が早い早い!
そもそもこれの焼きたてを食べたいと思ったがために、朝まで見学することに…
フォカッチャです。エキストラバージンオリーブオイルがたくさん使われていました。
黙々とフォカッチャ調理中。
4時15分、業者の人がビール酵母の配達にやって来ました。
早い!
フォカッチャの準備が整いました。
ピザかと思ったら、違うと言われました。
ここにもエキストラバージンオリーブオイルが使われます。
窯の中の灰を掃除機で吸い取り掃除をします。
4時35分 2回目のパンの前にフリセッラやピザやブリオッシュが入ります。
これはフリセッラを窯に入れているとこです。
フリセッラが焼かれています。5分で取り出し、半分に切って再び焼かれます。
とうとうブリオッシュの番です。
ブリオッシュが焼き上がりました。
焼きたてのブリオッシュはおいしさよりも熱さが勝ちました。
パンの焼きたては真面目に熱っつい!です。やけどをしてしまいました(≧ω≦)
お腹が空いてて、がっついたのが良くなかったです ^^;;
ピザみたいなパンも焼き上がりました。
焼く前はピザみたいでしたが、フォカッチャでした。
小さいフォカッチャです。
マテーラのパンが長い時間窯の中に入っているからか、他のパンの焼き時間が短過ぎるような気がしてしまいます。
5時10分 最後のフォカッチャが焼き上がりました。
5時半。外はすっかり明るくなり、2回目のパン(マテーラのパン)が全て窯に入りました。
6時頃から徐々にお客さんがやって来ます。
2017年 ルカニアで直輸入しているオリーブオイルです | ||||
ドン・ジョヴァンニ |
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