マテーラに到着して、ヴィットリオ ヴェーネト広場からサッシを望むと、正面に立派な教会(ブルーナの聖母と聖エウスターキオ司教座大聖堂)が見えます。
サッシの一番高いところにあるチヴィタ地区の、かつまた一番高い位置にそびえるその大聖堂は、去年2016年に13年間に渡る修復工事が終わり、やっと再び扉が開かれました。
私が初めてマテーラに行ったのが2007年で、その時はすでに修復が始まっていたので、去年まで一度も大聖堂の中に入ったことがありませんでした。
まだ修復が行われていた時、大聖堂の中を見れないことをマテーラに行くたびに残念に思っていました。
「長いことかかるね〜」とマテーラの友人に言うと、「お金ができたら仕事をして、なくなったらまた仕事が止まるからね〜」「でも大して見るものないから中に入れなくても気にすることないよ。見る価値のあるのは古い石のプレセピオくらいかな」
と、身もふたもないような返事でした^^;
この教会のスタイルは、外観はロマニコプリエーゼ(プーリアロマネスク)様式で、中はバロック様式です。
歴史は古く、教会が完成したのは1270年です。
ロマニコプリエーゼと言うと、バーリやアルタムーラ、オートラントの大聖堂などプーリア州にある教会ばかりです。当時マテーラは、テッラ ドートラントという、現在のサレント地方に大体相当する地方に属していたので、このようなスタイルになったのでしょうか。
教会の正面の入り口は普段は閉じていて、右の側面にある2つの入り口から中に入ります。
友人が言っていた石のプレセピオは、正面祭壇の左の礼拝堂にあります。16世紀にマテーラで活躍した彫刻家のアルトベッロ ペルシオによるものです。アルトベッロ ペルシオの作品は、パラッツォ ランフランキにある博物館にも展示されています。
このプレセピオは1530-1534年に作られました。7月に行った時にはまだ修復中でちゃんと見られませんでした。写真を撮ったはずなのですが、見つからず…、ぜひ現地でご覧ください。
こちらはマテーラの守護聖人ブルーナの聖母のフレスコ画です。左側の側廊の正面入り口に近いところにあります。
毎年7月2日にブルーナの祭り(フェスタ デッラ ブルーナ)が盛大に行われます。
そのお祭りを、今年やっと見ることができました。またこのブログでご紹介します。
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