マテーラは、プーリアとの州境に近い所に位置するので、料理もプーリアのものとよく似ているそうです。
faveというのはそら豆のことです。
乾燥そら豆を、離乳食のようになるまで煮込んであり、茹でてオリーブオイルで炒めたcicorie(チコリ)を混ぜています。
上の写真では野生のチコリを使っています。
本来この料理には野生のチコリを使わないといけないらしいのですが、今は値段が高いです。
昔は貧しい農民の料理で、結婚式でごちそうとして食べられていたようです。
現在は、レストランで高いお金を払って食べる料理になったと、作ってくれたマンマが話してました。
↑ こちらはトラットリアで食べたもの。
トマトが入って、上におろしたパルミジャーノがかかっています。チコリは歯ごたえが全然ありませんでした。
味はおいしかったです。
これがチコリです。
歯ごたえがしっかりとありますが、味は苦みや渋みなどはありません。とてもおいしいです。
添えられているのは乳牛のモッツァレッラ(オリーブオイルがたっぷりかかってます)。
いわゆるペペロンチーノですが、イタリアンパセリとケッパーが入って、トッピングが粉末のトウガラシです。
ごはんにふりかけをかけて食べるようなものでしょうか??
毎日欠かさず食べるという人もいます。
マテーラも南イタリアらしくトウガラシが好んで食べられます。
私はスパイシーなものも好きですが、この写真のペペロンチーノは辛くて食べられませんでした^^;
りんごをオーブンで焼いただけですが、素朴でおいしいです。
日本のりんごのように甘くはないです。
ここまでの料理は、オリーブ農家 レ・バラッケのマンマ(マテーラ出身の方です)が作ってくれました。