寒いです。暖冬はどこへ行ってしまったのでしょうか。
近所に買い物に出かけて、こんな時に吹きさらしの遺跡を歩くのはツラいだろうな〜、などと訳の分からないことを考えてしまいました。
上の写真は昔行ったシチリアのセリヌンテにある、ギリシャ時代の神殿の遺跡です。
このセリヌンテという所は、古代ギリシャが繁栄して国が手狭になってあちこちに作った植民市のひとつです。
海沿いにそびえ立つ神殿がかっこよくて、わざわざ1人で遠路はるばる行ったのですが、あいにくの土砂降りで、帰りのバスの時間もあり、結局遺跡はあまり見れませんでした。
古代ギリシャの植民市はシチリアを含む南イタリアに多く作られ、その一帯をラテン語でマグナ グラエキア(イタリア語ではマーニャ グレーチャ)といいます(日本語では大ギリシャです)。
そして、バジリカータ州にも、古代ギリシャの植民市があるんです!
イオニア海沿いにある、メタポントとポリコーロの2カ所です。
メタポントには遺跡公園と考古学博物館があり、紀元前6世紀の、女神ヘラに献じた神殿 − ターヴォレ パラティーネが有名です。
立派な列柱がきれいに残っていて、一見の価値はあると思うのですが、車がないとなかなか行けません(><)
私は友人の車で連れて行ってもらったので、この神殿跡は苦労せずに見れました^^ が、博物館や、他の遺跡は、その友人が次の用事があって先を急いでいたため見られずで残念でした。
メタポントには、国鉄のフェッランディーナ駅から鉄道か代替バスで行くか、または通学用のバスがマテーラからあるみたいです。
▷マテーラからメタポントまでのバスの時刻表
考古学博物館はメタポント駅からほど近い所にあります。ターヴォレ パラティーネはちょっと遠いです。車でないと行けません。
駅からターヴォレ パラティーネまでの間に、クルチニアのネクロポリスという墳墓の遺跡があります。
全く管理がされていないようで、私が行ったときは、草ボーボーでした。
もう一カ所の、古代ギリシャの植民市、ポリコーロには行ったことがないのでよくわからないのですが、メタポントと同じく遺跡公園と考古学博物館があるそうです。
○国立メタポント考古学博物館
住所:Via Aristea, 21 – località Metaponto – 75012 Bernalda (MT)
開館時間:月曜日 14.00-20.00 火曜日〜日曜日 9.00-20.00
入館料:€ 2,50
○国立シリティデ考古学博物館(ポリコーロ)
住所:Via Colombo, 8 – 75025 Policoro (Mt)
開館時間:月曜日 9.00-20.00 火曜日 14.00-20.00 水曜日〜日曜日 9.00-20.00
入館料:€ 2,50