マテーラの新駅と言っても、新しい鉄道がやって来たわけではありません。バーリとマテーラを結ぶFALのマテーラ中央駅(Matera Centrale)が新しくなり、去年(2019年)の11月13日に落成式が行われました。新しい駅は、ステファノ・ボエリという有名な建築家の手によるものです。前駅は1982年の建設なので、約40年ぶりのリニューアルですね。
さて、新しい駅舎はフレッチャロッサ(日本でいう新幹線)が停車するのか?!と思ってしまうくらい立派です。大きさが45m x 35 mで高さ12mの銀色に輝く大きな屋根が目立っています。日本のマンションだと1階が3mくらいなので4階建くらいの高さの屋根ですね。ちなみにガソリンスタンドの屋根の高さは5-6mだそうです。以前からある地下のホームが吹き抜けになり、その大きな屋根で覆われています。
新しい駅を利用してみたいなと思い、バーリまで行ってみました。朝7時ごろの列車に乗ったのですが、まだ切符売り場の窓口が開いておらず、券売機で切符を買うのに少し手間取ったり、新しくできた自動改札を通らないといけなかったり、列車までのアクセスに少し時間がかかってしまいました。前日に切符を買っておけば良かったと思いました。
FALはバーリマテーラ間の約76kmを1時間20分〜45分くらいで走ります。複線化の工事が行われているようで、それが終わったら1時間に短縮されるようです。