また前回の続きです。
fontana di noce
(住所 : Contrada Fontan di Noce, 75010 Miglionico MATERA)
マテーラから車でないといけないレストランなのですが、おいしくて高くなくて雰囲気も良かったのでご紹介です。
一番上の写真は、前菜です。リコッタチーズで作ったお菓子みたいでした。上に乗っているのは、このレストランの名前でもあるnoce(くるみ)です。量はたっぷりです。
プリモに頼んだのは、riso nero petali di rosa pistacchioです。
イタリアで時々食べる黒米です。こってりとしたチーズのソースでおいしかったです。
時間が遅かったので、メインは飛ばしてデザートはローズマリーとレモンのシャーベット。
ローズマリーは飾りだけかと思ったら、シャーベットにローズマリーの風味がしっかりとついていて、おいしかったです。
レモンの酸味がとても力強く、シャーベットがものすごく冷たかったです。これも量はたっぷりです。
場所はこちらで確認してください(グーグルマップに移動します)。
さて、突然話しは変わってナポリです。
春〜夏にナポリに行くと、ジェラートやピザやアランチーノやババやスフォリアテッラやグラニータや……ついつい買い食いばかりして、あまりレストランなどで食事をしません。
今年の6月下旬〜7月上旬に行った時も同じで、立ち食いや歩き食いばかりしていました^^;
確かPizzeria Dal Presidente(Via dei Tribunali, 120)だったと思いますが、そこで買ったピザがおいしくて!!! 今も忘れられません。
しかし、今回は連日35℃というような暑さで、夜も暑くてよく眠れなかったので疲れてしまい、ちゃんと食べないといけないかもと思って、めずらしく何回もレストランに行きました。
泊まっていたのが旧市街だったので、その辺りのいいお店を宿の主人に尋ねると、「トリブナーリ通りには大きなレストランやピッツェリアが多い。サンビアージョ デイ リブライ通りは逆で小さい店が多い。どこもおいしい」と教えてくれました。
別の宿の主人はもう少し具体的にアドバイスをくれまして、お値段が高級ではなく、かつおいしいナポリ料理を食べたいなら、この2店がいいのではないかと。
O Cerriglio (San Biagio Dei Librai, 13)
Tandem (Via Paladino Giovanni, 51)タンデムはラグー(ミートソース)のお店らしく、魚料理はありません。
O Cerriglio では、魚料理のツーリストメニューみたいなものを頼みました。
前菜。これだけで結構満足します。
続いて、ムール貝のスパゲッティ。これは抑えた量でした。麺は80gくらいだったのではないかと思います。
メインはイワシのフライ。こんなにたくさんのイワシを一度に食べたのは生まれて初めてです。
必死で全部食べて、テーブルでぼーーーっとしてたら、今度はキャラメルムースという感じのこってりした、大きなケーキが出てきました。
イタリアって、そういえば一皿の量が多かったなということを思い出す一夜でした^^;
これに、ビールとワインをグラスに一杯頼んで、30ユーロしなかったと思います。
タンデムにはお昼に行ったので、軽くパスタだけにしました。
端っこが縮れたような平べったいロングパスタに、チーズがたっぷり入ったラグー(ミートソース)がしっかり絡んでいます。ラグーの量が多いです。
これは、数年前に行ったDa Nennella(Vico Lungo Teatro Nuovo, 103/104/105)というトラットリアです。
とても賑わっていて、陽気な雰囲気のお店でした。スペイン地区にあります。
ところで、ナポリではジェラートをよく食べます。Fantasia Gelati などによく行きますが、
先日は、初めてプレビシート広場の近くにある有名なガンブリヌスカフェのジェラートを食べてみました。
さすが格式の高いカフェだけあって、盛り方が整っていました(?)。おいしかったです。
南イタリアは晩御飯の時間が遅いので、レストランが開くのもあまり早くないです。マテーラなど、夜1人で歩いても安全な町では、宿に帰るのが遅くなっても平気ですが、ナポリだと1人で夜遅くに歩くのは少し怖いので、早く晩御飯を済ませたいと思って6時半ごろレストランに行っても、まだ閉まってるということもよくあります。
そういう時は、広い通り沿いなんかにある、いつも開いているレストランを探してそこで食べます。少し値段は高めな気はしますが、おいしくなくはないです。
話がそれます。何年も前になりますが、オリーブオイルのテイスティング講座で、講師のイタリア人から聞いた話です。イタリアのレストランでは酸化したりしたまずいオリーブオイルを置いているところがあるので、そういう時は、ポケットに忍ばせたマイオリーブオイルをそっと取り出し、出された料理にかける、と。
本当にそんなことをしてるイタリア人がいるのかわかりませんが、私もイタリアの食堂で、まずいオリーブオイルに出会ったことがあります。
今回はナポリで1度ありました。
今度の旅で改めて思ったのは、イタリアは一皿の量が多い。ちょっと忘れてました。
1日3食をまんべんなく食べるのではなく、食べる時は頑張ってたくさん食べる、それ以外は食べないか、お菓子や果物などで済ます。というような食生活でした。
みなさま、南イタリアでよいバカンスを!
2017年 ルカニアで直輸入しているオリーブオイルです | ||||
ドン・ジョヴァンニ |
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ヴィリデ 750ML |
ラチェルトーザ |