マテーラのサッソ・カヴェオーゾ地区に、昔のサッシの生活を再現した小さな博物館が2つあります。
昔のサッシの住宅はワンルームで、大体、開口部は入り口と、入り口の上や近くに窓があるだけだったようです。
換気を考えて、キッチン(かまど)は家に入ってすぐのところにありました。
部屋の一番奥にベッドがあり、そのまた奥を掘り下げて部屋を「増築」し、ワインの貯蔵庫などに使っていたそうです。
両方ともCASA GROTTA(カーサグロッタ=洞窟住居)という名前ですが、その後ろに所在地の通りの名前をつけて、区別されています。
① CASA GROTTA DEL CASALNUOVO(カーサ グロッタ デル カサルヌオーヴォ)
(開館時間:4月-10月 9:30-19:30 11月-3月 10:00-17:00)
② CASA GROTTA DI VICO SOLITARIO(カーサ グロッタ ディ ヴィーコ ソリターリオ)
(開館時間:9:30-日没)
(写真はすべてカーサ グロッタ デル カサルヌオーヴォのものです)
入り口からすぐにテーブルや、その後ろに機織り機も見えます(左)
テーブルの奥にあるのはベッドです。結構高さがありますが、これは湿気を避けてのことだそうです。
キッチン
地下に貯水槽があり、そこから水を汲み上げます。
上の写真のベッドの奥に、掘り下げて作られた空間が2つあり、これが一番奥の部屋です。
年間の気温があまり変化せず、夏も涼しいので、ワインの貯蔵庫などに使われていたそうです。
もう一つの、カーサ グロッタ ディ ヴィーコ ソリターリオは、空間が大きく、家畜と一緒に暮らしていた様子も再現されています。
もし、マテーラに行かれて、サッシの家を宿泊施設にしている宿に泊まられたら、ぜひ洞窟住居の博物館を見学されることをお勧めします。
泊まっている部屋が、昔はどんな風に使われていたのかなど思い描きやすくなって、遠い昔に思いを馳せつつ眠りにつけるかも??しれません^^
カーサ グロッタ デル カサルヌオーヴォの入り口
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