お知らせが遅くなりましたm(__)m 新オリーブオイルが到着しました。
今年もマテーラで最も信頼されているオリーブオイルの搾油所「ラチェルトーザ」のオリーブオイルです。
今年のラインナップは「ドン・ジョヴァンニ」「ラーミア」「ラチェルトーザ」で、特に「ラーミア」がとてもおいしくできました。
2018年、またもやイタリアでは気候変動の影響でオリーブが大変な不作でした。
当店がオリーブオイルを輸入しています南イタリアのバジリカータ州では、去年の2月の厳しい寒さと、9月末頃からのオリーブミバエの発生による被害、そして10月の終わりから11月にかけて数日続いた大雨と強風によって、あとは収穫を待つだけのオリーブの実が大量に落ちてしまったのが主な原因です。
ラチェルトーザのオリーブ畑が受けた被害は、主に10月最後の大雨と強風だけでした。
イタリアで最もオリーブを多く生産しているのは、バジリカータ州の隣のプーリア州で、イタリア国内の生産量の50%ほどを占めています。そのプーリア州では去年は65%も生産量が減少しました。一度も稼働することのなかった搾油所もあるそうです。
プーリア州ではまた、キシレラ・ファスティディオーザというオリーブの木を枯死させるピアス病菌の広がりもとても深刻な問題となっています。この菌と闘う方法はまだ見つかっていません。
当店のお客様からいただいたお便りを紹介します。
オリーブの不作は残念なことですが、その原因は人間のくらしにあるのではないかと思います。
おいしいものを自然から分けてもらうには、人間が衿を正さねばならないということです。
確かにその通りだと思います。
2014年、2016年に続き、そして2018年はそれ以上のオリーブの不作の年になり、バジリカータ州の知り合いのオリーブ農家も、これほどオリーブがなかった年は今までなかったとびっくりしていました。
これからもずっとオリーブオイルを食べ続けることができるのかと、時々心配になります。
環境への負荷を減らすよう、当店でもまずはごみの減量に努めて行きます。
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。